Parris Goebel

世界の大物ポップスターたちの振付師として爆発的な人気を博す、ニュージーランド育ちのパリス・ゲーベルをフィーチャー。

グローバル ヒーローでは、世界中にインパクトを与える今を輝くセレブやスターをご紹介。

唯一無二の存在、パリス・ゲーベル - 24歳にして、その型破りな振り付けで、世界中の注目を集めているのだから納得である(彼女が振り付けを担当したリトル・ミックス、リアーナ、ジャネット・ジャクソン、ニッキー・ミナージュ、トゥエニィワン、アイコン、ジェニファー・ロペス、そして最高再生回数を叩き出したジャスティン・ビーバーの”ソーリー”を考えてみれば一目瞭然である) それだけに止まらず、彼女は自身の曲まで作っているのだ。ブリーチした眉、高級ブランドのダウンジャケット、ブラ、グロスリップ: まるで『ハードコア』時代のリル・キムが、後期のミッシー・エリオットに出会ったかのような、自信に満ち溢れた出で立ちが彼女である。モダンな女性 - それはあらゆるクリエイティブなプラットフォームを縦横無尽に駆け巡ることができることを意味する。振付師であると同時に、自身の曲のプロデューサーであり、映像作家でもあるパリスがその証なのである。

ニュージーランド オークランド育ち。まるで歩行を学ぶかのようにダンスを習得していったパリス - 10歳で初めてヒップホップダンスクラスを受け、15歳で自身のダンスグループを立ち上げ、1年もたたぬうちに“the ultimate weekend of dance”と呼ばれるアメリカのヒップホップダンスコンテスト<Monsters>で優勝を果たし、その後2回に渡り優勝するという快挙を成し遂げている。最近では自身のEP制作に取り掛かっているパリスが、M·A·Cのインタビューに応じてくれた。

最初にダンスに夢中になったきっかけは?
きっとMTV好きが功を奏したのね - 学校から帰ってはMTVを見ていたことが、イマジネーションを掻き立てたんだと思うわ。ミッシー・エリオットの”ゲット・ユア・ フリーク・オン”や、ジャネット・ジャクソンの”リズム・ネイション”…、それにブリットニー・スピアーズのあらゆる曲ね。彼女たちは本当にダンスをベースとしていて、インパクトのある踊りを持っていたの。私はそこに惹かれたのよ。子供の頃は、自分自身があの映像の中にいればなーって思ったほどね。

ダンスは当時、仲間たちの間で人気だったの? それともあなただけ突き刺さったもの?
私って歩きはじめた途端、ダンスまで踊るようになったの; 生まれながらのダンサーねきっと。特に選んだというわけでもなく自然な流れよ! (ダンスを)とても愛しているし、やめることなんてできないわ。

ダンスにまつわる最初の思い出は?
ママとパパのいるラウンジで踊ったこと。1年間バレエとジャズダンスのクラスを受けていたけど好きになれなかったの。10歳の時に初めてヒップホップのクラスを受けて、本当に気に入ったのよ。

オークランドにいるあなたの存在に、カルチャーが追いつくのには少々時間がかかったと思いますか?
別に思わないわ。でもチャンスは少ないわね - ニュージーランドを飛び出して、ダンサーとして成功するのはとても難しいのよ。

ニュージーランドからLAまでの旅路はどうでしたか?
苦悩の旅だったわね。でもだからこそ特別に感じたわ。実行あるのみ、自分の道で成功を収めたの。膨大な数のひとりなんだから、成功へのチャンスはほとんどないんだろうって感じてたわ。だからこそ頑張れたんだと思う。物事が簡単に進まない時にこそ、より一層努力するものなのね。本当にやりたいことがあるから、自分の中に火がついてすべてを犠牲にしてでも努力できるし本当に頑張るのよ。すべてがうまくいったわ、でも私は他の人たちよりもっと努力する必要があったのよ。

もともとは何になりたかったの?
初めはバックアップダンサーになりたかったんだけど、すぐにもっとクリエイティブな役割になりたいと思ったわ。

それ以上のことをすでに成し遂げているのでは…?
もちろんよ - やりたかったことはすべてこなしてきたし、今では他のことをやる余裕もあるわ。音楽を作り始めたいと思っていたの。まるで電気のスイッチがオフになったような感覚に見舞われて、素直にそれに従ったわ。楽しむために音楽制作をするべきだって思って、すっかり夢中になったのよ。

振り付けを頼まれた最初のポップスターは? そしてあなたの反応は?
最初はJLo (ジェニファー・ロペス)ね。本当にクール。初めは、彼女のツアーの振付師として依頼が来たのよ。私のキャリアの中での大きな転機となったわ。とても光栄だったし、興奮してちょっと泣いちゃったの、だってそうでしょう? 私は20か21歳だったのよ - 若かったけれどそこまで浅はかでもない歳よね。

振り付けの世界ってどんな世界?
振り付けの世界って男性が活躍している世界ね。でも、今はもっと女性が進出しているわ。みんなそれぞれが自身のスタイルや得意とする振りがあるの。他の人と違った振りができる限り成功できるわ、なぜなら他の人のコピーなんて、まったく意味がないから。

あなたの創作プロセスは?
私って本当に即興が得意なの。音楽を聴いてそれに合わせて体を自然に動かすのよ。時には事前に自分の中に、どういう風になるかってイメージすることもあるわ - 衣装はこんな感じ、動きはこう、とかね。良い意味でそういうビジョンがリアルに形になることが楽しいの。スケッチブックみたいなのを持ち歩いてるわけじゃないから; 常に心の中にあるのね。もしメモを取る必要があるときは携帯を使うわ。

誰と一番仕事がしたいですか?
もちろんミッシーがダントツだけど、ビヨンセやトラヴィス・スコットやアンドレ・3000も。男性シンガーが好き - 男の人に魅了されることが多いわ。彼らの考え方やダンスの動きにね。女性とは違うわね。体の構造に合った、そう、筋肉や力を感じさせるダンス。時に攻撃的でもあるわ - それは私自身の動きやボディランゲージにも常に取り入れたいと思っているものなの。