M·A·Czine独占インタビュー
時は来た スレイターの時代

「アメリカで最低の女子」の人生は、今まさに絶好調。
高い評価を得たアルバムのリリースに加え、世界最大級の音楽フェスへの出演も続々。コーチェラで話題になったあのパフォーマンス動画を覚えている人もいるはず。
アーティストなら誰もが憧れるような一年を送るスレイターは、先日出演したロラパルーザを終えたばかり。そんな彼女がM·A·Czineのインタビューに応じ、この目まぐるしい日々をどのように受け止めているのか語ってくれました。

 

BY ROBERT QUICK, 08.04.2026

セントルイスへの愛

「アメリカ中西部は、ある意味で私のアルバムのテーマそのものなんです」と、スレイターは M·A·Czine に語ります。
「何もないような郊外で育ったんですけど、そこには特別な魅力があるんです。ファッションも話し方も、本当にすべてに影響を与えていると思います。セントルイスが大好きなんです」

彼女のルーツやアメリカ文化への愛情は、その活動のあらゆるところに表れています。トレードマークのトラッカーハットから、ポップカルチャーのアイコンたちへのオマージュまで、その存在感は作品全体に色濃く反映されています。
これまで書いた歌詞の中でお気に入りを尋ねると、笑顔でこう答えてくれました。
「やっぱり “Richard, we should Link Later” かな」
ちなみにステージネームの「Slayyyter」は、彼女が敬愛する映画監督のカルト的人気作品に登場するキャラクターが由来。Yを3つ重ねた理由については、
「Yなしも、Yひとつも、Yふたつも全部使われていたし、3つが一番しっくりきたんです。それに、そのユーザーネームが欲しかったから」
と笑います。

「中西部こそ 私のアルバムのテーマなんです」

─ スレイター

スレイターの夏

ポップミュージックを愛し続けてきたスレイターにとって、スターになることは必然だったのかもしれません。
2019年に初のEPを自主リリースすると、瞬く間に熱狂的なオンラインコミュニティを築き上げました。その後、2枚のフルアルバムと数々のヒットシングルを発表。そして今回、自身にとって最も野心的で、最も本音に近い作品を携えて帰ってきたのです。
『Worst Girl in America』は、今年を代表するポップアルバムのひとつとして高い評価を獲得。けれど、本人はいまだにその反響を信じられないと言います。

「『Worst Girl in America』を出してから一番現実味がない変化は、やっぱりアルバムへの反響ですね。こんなに多くの人に愛してもらえるなんて、本当に信じられなくて」
「次々にいろんなことが起こるたびに、今でも驚いているんです。本当に光栄だし、こんなにもたくさんの人が作品に共感してくれていることが心からうれしい。とても美しいことだと思います」

「どこへ行くにも 自分らしくいたいんです」

─ スレイター

メイクしたまま眠ってしまう日も

世界中を飛び回るツアー生活では、何が起きても大丈夫なように準備しておかなければなりません。
だからこそスレイターは、「着飾りすぎ」という考え方にはあまり共感できないそう。
「スケジュールが立て込んでいると、病院みたいな場所にもフルメイクのまま駆け込まなきゃいけないことがあるんです」
「それって普通に考えたらちょっと変ですよね。でも私は、着飾りすぎとか、メイクしすぎとかってあまり思わないんです。どこへ行くにも、自分らしく素敵でいたいじゃないですか」
そして最後に、彼女らしいアイライナーの楽しみ方について聞くと、こんな答えが返ってきました。
「一番スレイターらしいアイライナーの使い方? たぶん、つけたまま寝ちゃって次の日も使うことかな」

スレイターが主役のステージ

ロラパルーザでのステージは、まさに伝説級。記録的なパフォーマンスで彼女がまとったルックをご紹介します。

スレイターのロラパルーザルック

スレイターのロラパルーザメイクをチェック

スレイターのフェスルックのつくり方

「ボーイッシュなスタイリングとのコントラストを生かしながら、メイクで少しグラマラスな要素を加えたかったんです」と語るのは、メイクアップアーティストのアンソニー・H・グエン。
「新しいカージャル ペンシルを使って、やわらかな囲みアイメイクでカットクリースをつくり、最後にシマーな輝きを重ねてステージ映えする仕上がりにしました」

  1. スタジオ ラディアンス フェイス アンド ボディ ラディアント シアー ファンデーション N2(日本でのお取り扱いなし)で、自然なツヤ感のあるなめらかな肌をつくります。


  2. グロー プレイ クッショニー ブラッシュ(ブラッシュ,プリーズ)で血色感をプラス。さらにパウダー ブラッシュ(現在はお取り扱いなし)を重ね、立体感を演出します。


  3. スモール アイ シャドウ(ブリュレ、シュルーム、ホワイト フロスト、カーボン)でフェスにぴったりの輝きをプラス。さらに新作カージャル エクセス ロングウェア アイライナー(ヴィンテージ テディ、ピッチ)でグラフィカルなカットクリースルックを仕上げます。


  4. リップ ペンシル(ワール)で輪郭を整えたあと、ラスターガラス シアーシャイン リップスティック(サンクス,イッツ M·A·C!)をオン。さあ、ショータイムです。

スレイター旋風が吹いた日

スレイターのミート&グリートルックをチェック

スレイターのミート&グリートルックのつくり方

ミート&グリートでは、フレッシュな肌に大胆なグラフィックライナーを合わせたルックを披露。
「みずみずしく血色感のあるツヤ肌をベースにしながら、アイメイクはあえて控えめに。スモーキーなアイライナーで目元のフォルムを際立たせました」とアンソニー・H・グエンは語ります。

  1. スタジオ ラディアンス フェイス アンド ボディ ラディアント シアー ファンデーション(N2)で、自然なツヤ感のあるなめらかな肌をつくります。


  2. スキンフィニッシュ ライトストラック リキッド ハイライター(ライトスケープ)を頬骨など顔の高い位置になじませ、みずみずしいツヤをプラス。お好みで重ねづけを。


  3. グロー プレイ クッショニー ブラッシュ(ブラッシュ プリーズ)を頬にのせ、自然な血色感を演出します。


  4. アイ シャドウ(ホワイト フロスト、オルバ、ソバ)で繊細なつや感を与え、カージャル エクセス ロングウェア アイライナーでスモーキーなアイラインを描きます。


  5. リップ ペンシル(ワール)で輪郭を整えたあと、ラスターガラス シアーシャイン リップスティック(サンクス イッツ M·A·C!)で仕上げます。
メイクアップアーティストのアンソニー・H・グエンによる、フレッシュで血色感あふれるツヤ肌ルックでシカゴに登場したスレイター。
ファンはポップスターとのミート&グリートに加え、限定グッズも楽しみました。

ルックに使用した製品

エディターからのメッセージ

かつて M·A·Czine は、私たちにとってクリエイティブな遊び場でした。そこは実験を重ね、大胆なアイデアの数々を形にしてきた場所です。

M·A·Cには、ミニマルからマキシマルまで、思いのままにルックを楽しみ、自分らしさを表現するためのすべてが揃っています。そして今、世界が変わり、自信に満ちた大胆なメイクアップが再び注目を集めるこのタイミングだからこそ、M·A·Czine を復活させるのにふさわしいと感じています。

ようこそ、M·A·Czine へ。新たなチャプターをともに迎え、これからのビューティの未来を一緒に創っていきましょう。もう一度、メイクアップを心から楽しむときです。

— NICOLA FORMICHETTI, M·A·C グローバル・クリエイティブ・ディレクター





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